リボルビングシステムの怖い話

リボルビング払いは元金に対して毎月一定額を支払うことを約束し、その一定額に手数料を付してお支払いするようなシステムとなっています。

このお支払いシステムを用いる事で毎月のお支払額が一定となり、元金が大きくなっても月々の請求額はほとんど変わりませんので、無理のない返済状況を作り出す事が出来ます。

この部分だけを見ると良い返済方法の様に見えますが、その裏でリボルビングシステムによる大きな損失を受けている方も少なくありません。

と言うのもリボルビングシステムでは無理のない返済状況が作れるという特性から、ついつい使い過ぎてしまう方が後を絶たず、完済までに何年もかかってしまうようなケースに陥りやすいのです。

元金は100万円でも返済総額は200万になってしまうような事も十分に考えられますので、リボ払いを利用するつもりの方は良く考えてからお申し込みを行って下さい。

楽天カードのリボルビングシステム

楽天カードではそのお支払い方法としてリボルビング払いを選択する事が出来ますが、その方式は残高スライド定額方式となっています。

この方式の意味する所は、元金分のお支払額はその残高に応じた一定額を毎月支払ってもらいますよ、それから別途お利息分の手数料も支払って下さいね、というものです。

残高スライド元金定額方式では元金分は一定額を支払う事になっていますので、返済期間が長いほど元金は減っていきます。

そして利息計算も残高に応じて再計算されますので、元金が減ればその分金利手数料も減少するという訳です。

ただこの場合、残高が少なくなってくるとお支払いしなければならない元金の一定額がスライドして、元々支払っていた金額よりも少なくて済むようになるので、中々完済が出来ないという現象も起こります。

残高のスライドしない定率リボルビング方式や定額リボルビング方式では、毎月一定額のお支払いで済みますが、その中に金利手数料が含まれるような支払い方式もあり、いつまで経っても元金が減らないので完済するまでに長い年月がかかってしまいます。

これらのリボルビング払いの返済方式と比べると、楽天カードの残高スライド定額方式はまだ良心的であると言えます。